スタッフ日誌 『安全な取り外し』
こんにちは
インストラクターの仲野です。
パソコンで作成したデータを持ち出す際、
以前なら、フロッピーディスクやCD-Rなどに入れていましたが、
最近は、ここ数年で驚くほど安価(しかも大容量!)になった
USBメモリーを使うことがほとんどになりました。
USBメモリーなど外部機器を接続すると、
パソコンの画面右下の時計横に接続された外部機器を
安全に取り外すアイコンがあります。
このアイコンを使って「安全に」外部機器を取り外さないと、
データが破損してしまうことがあります。
どうしてデータが破損してしまうのでしょうか?
Windowsは通常、外部機器にデータを保存する際、
「遅延書き込み」という方法でデータ保存をしています。
遅延書き込みとは、記憶装置(外部機器)に保存するデータを
一度メモリーに蓄えてから裏で処理する機能をいいます。
Windowsは処理の空いたタイミングを見計らって
記憶装置に書き出すので作業が滞りにくく効率が向上するということなのです。
しかし、データを書き出すタイミングは見た目には分かりません。
データを書き出す前に取り外してしまうと、
作業中のデータを壊してしまう可能性もあります。
「安全な取り外し」を実行すれば、蓄えたデータをすべて書き出し、
その後、取り外せるようになります。
大切なデータを壊してしまうことがないよう、USBメモリーなどの
外部機器を取り外す前は必ず、「安全な取り外し」を行うようにするのが賢明です。