人財不足
私たちの主たる業務は税務や会計ですが、
事業を経営されている方の悩みは尽きず、
私たちへのご相談は、税務や会計だけには留まりません。
事業は「ヒト、モノ、カネ」とはよく言いますが、
やはり、多くの悩みの種もこの3つが多いようです。
リーマンショック以来は、特にお金まわりのご相談が多いですが、
最近、急激に増加しているのが「ヒト」のこと。
「どうやったらいい人材からの募集があるのですか?」
求人をかけてもなかなか求める人材が集まらず、
頭を抱えている方々が多いようです。
私も当社に入社する前は応募する側でしたので、
今日はその立場からお話ししたいと思います。
入社を決めるのに、もちろん、金銭面なども大切な要素ですが、
多くの応募者がそれだけでは決めないと思います。
そのために、私が大事だと思うことのうち一つ。
それは応募者へ「できるだけ多くの情報を与える」ということです。
その手段として「求人票」を最大限に利用する必要があると思います。
職を探している人は、まず求人票(求人情報)を集めます。
その中から求人票で雇用条件などを比較し検討していきます。
ここで大事なことは、単なる情報の量ではなく、
応募者が欲しい情報を与えることが大切だと思います。
例えば、会社の雰囲気やどのような人を求めているのかなどを詳細を書くこと。
求人情報は、せっかくの会社のアピールの場であり、
会社側は「欲しい人」に応募してもらうため、
応募者側は「行きたい会社」を選ぶためのものなのに
現実は、似たような雇用条件や個性のないことしか書いてないところが多く、
私も会社選びに苦労した経験があります。
入社前の情報不足のため、実際入社してみると違った、
ということが原因となり短期で辞めるようなことになると、
採用した側にとっても無駄な時間やお金を費やすことになります。
そして、優秀な人ほどこの無駄を恐れるのではないでしょうか?
このような無駄がおきないよう、
事前にできるだけ多くの情報を集めるために、
ハローワークや情報紙、情報サイトだけでなく、
転職エージェントなどを利用している人も多いようです。
会社の目指す方向性や
経営者のメッセージを応募者へ伝えることができれば、
共感する「人財」からの応募がある可能性が高くなるのではないかと思います。