税金を支払う仕組み
会社や個人が、人を雇って給与を支払ったり、
税理士や弁護士などに報酬を支払ったりする場合には、
源泉徴収義務者として、毎月、もしくは半年に1回(7月と1月)
所得税を納めなければいけません。
支払いの期限等、源泉について詳しくは
http://www.yutaka-tax.com/diary/article/355
をご覧ください。
今回は税金の支払方法についてお話します。
会社(法人)であれば、1年間の税金を自社で計算して、
「法人税」という形で申告し、税金を納税します。
個人事業者であれば、1年間の税金を確定申告で計算して、
「所得税」という形で申告して税金を納税します。
会社も個人事業者も納税する税金の種類は違いますが、自分で税金を
計算して、申告納税する「申告納税制度」が採用されています。
では、会社にお勤めの方はどうでしょう?
毎年確定申告に行かれる方もいらっしゃるかもしれませんが
大半は毎年確定申告には行かれないはずです。
ではどのようにして税金を納めているのでしょうか?
答えは
お勤めされている会社が、従業員の税金を納めています。
正確には、毎月の給料から、概算で計算された1月分の税金を
毎月の給料から天引きして、その金額を会社がまとめて支払っています。
このような方法を、「源泉徴収制度」と呼びます。
余談ですが、この給与に関する源泉徴収制度は1940年の4月1日から開始されて
現在にいたります。
源泉徴収制度は世界の先進国(アメリカやイギリス)でも
採用されています。
お勤めされている方は、お給料日のたびに税金を納めているんだなと
考えていただければ、少し税金という存在を身近に感じていただけるのでは
ないでしょうか?