安全なパソコンの処分~データの完全消去
こんにちは!
インストラクターの仲野です。
Windows XPのサポート終了(2014年4月9日)が近づいていますが、
ゆたかグループでは昨年のうちに、事務所で利用しているパソコンはすべて
Windows 7へ移行作業が完了しています。
しかし、その際、利用しなくなったパソコンが倉庫に数台あって、
先日から、それらのパソコンの処分準備を進めています。
パソコンの処分で注意を必要とするのが、内部に残るデータ。
業務に必要なデータは入れ替えのときに移動させていますが、
内部にはまだデータが残っているため、これをそのまま廃棄または、
リサイクル業者の方に引き取りをお願いするのは、データ流出の恐れがあって、
非常に危険です。
処分の前には、必ずデータを完全に消去しなければなりません。
具体的には、通常、Windowsでは、「ごみ箱を空にする」処理を行えば、
完全に消去されたように見えます。
しかし、データ復元ソフトというソフトを利用すると、
ごみ箱から消去されたデータでも、完全ではないにしても復元が可能です。
データを保存するハードディスクの特性上、
新しいデータは過去に消去したデータ上書きされていくため、
消去直後のデータほど復元しやすく、時間が経つほどに復元しにくくなります。
ここで、データ消去の話に戻りますが、
データを完全に消去する方法として主に考えられるのが、
①物理的にハードディスクを破壊する
②上記の「新しいデータは過去に消去したデータ上書きされていく」という
ことを利用し、ダミーデータを何度も上書きする。(そういうソフトがあります)
事業で利用しているパソコンに限らず、個人で利用しているパソコンでも、
もし、パソコンを処分をお考えでしたら、データを完全に消去してからの処分を
強くお勧めします。