法人減税と投資減税の違い
今回は減税についてのお話です。
法人減税と投資減税という言葉はご存知でしょうか?
どこかで1度は耳にされたことがある言葉だと思いますが
同じ減税でも、法人減税と投資減税は意味が違います。
法人減税とは、その名の通り法人税の減税です。
その中でもよくマスコミで取り上げられているのが
「法人税率の引き下げ」です。
投資減税とは、太陽光発電の装置を買うと即時償却が可能になるといった
「グリーン投資減税」に代表されるように、企業が行った投資に対して
減税の措置が行われるものです。
2つの減税の大きな違いは、資金を使って投資をおこなうか、
投資の有無にかかわらず全般的にかかる法人税を下げるという違いがあります。
政府は法人税率を引き下げることによって、海外企業の日本への進出や、
景気の回復、株価の上昇などの効果を期待し、法人減税を進める方針のようです。
日本の法人税率は世界と比べると、まだまだ高いといえますが、
法人減税に対しては、税収の減少による財政悪化などの理由で、
反対意見も多数あるようですので今後の動きに注目していきたいところです。