インストラクターの仕事~ソフト導入のための環境調査
こんにちは!
インストラクターの仲野です。
先日、お話した法定調書の提出準備と並行して、複数のお客様で始まろうとしている
初期指導の準備もだんだんとあわただしくなってきました。
準備といえば、以前、このブログでもお話させていただいたことのある、
指導のためにお客様の会社の取引内容や、給与の設定内容の確認はもちろんですが、
ソフト導入についても、私たちインストラクターが事前準備を実施しています。
たとえば、ソフトを導入する際に、まずはお客様のパソコンや通信環境について。
パソコンそのもののスペックだけでなく、インターネットを介して、
お客様と会計事務所を繋ぐので、お客様の事務所のインターネット環境なども
事前に調査する必要があります。
インターネット経由でお客様と会計事務所を繋ぐ上で
もっとも重要になってくるのがセキュリティです。
セキュリティについては、
お客様が安心して会計事務所とやり取りができるよう、特に注意しています。
ソフトの通信には、インターネット上でプライバシーに関わる情報を
安全に送受信できるSSLという、データを暗号化して送受信する規格を採用しているため、
お客様のインターネット環境でその通信規格のデータにてやりとりができるかどうかを
事前調査の中でさせていただいています。
データの暗号化や通信規格・・・などと言うと、とても難しく、
煩わしい作業があるのかとご心配されるかもしれませんが、ご安心ください!
ソフトが導入できるパソコンか、
お客様が安全にデータのやりとりができるインターネット環境をお持ちか、
をチェックするための環境調査ツールを準備しているので、簡単に、かつ、短時間で、
ソフト導入が可能かを確認することができるようになっています。
このような調査ツールを事前に準備しておくことで、導入当日に備えることもまた、
私たちインストラクターの大切な仕事の1つです。
法定調書の提出準備~税理士事務所はエンジン全開!
こんにちは!
インストラクターの仲野です。
年始早々の連休も終わり、今週から年始ムードから通常モードにスイッチ!
という方もいらっしゃると思いますが、
会計事務所では「法定調書」の提出準備がピークを迎えつつあり、
すでにお正月が遠い昔だったような感じです。
法定調書の提出とは、会社(個人事業主)が昨年の1年間で、
役員や従業員の方に、いくらお給料を支払ったか、
工場、事務所や駐車場などに家賃をいくら支払ったか、
弁護士や司法書士、社労士の先生などに報酬をいくら支払ったか、
そして、これらの源泉所得税がそれぞれいくらだったのか
などを税務署に報告することをいいます。
この法定調書、提出期限が1月末となっているため、
12月にピークを迎えた年末調整が一段落して、ほっとしたところですが、
年始早々からこの提出準備が始まっているため、
実は会計事務所ではあまりお正月ムードの時期はなく、
エンジン全開に近い状態で業務開始となっていることが多いように思います。
これからの時期、寒さも一層厳しくなりますが、風邪やインフルエンザで
ダウンしないよう体調管理をして、この繁忙期を乗り切りたいと思います。
お客様ごとにカスタマイズ~専用ソフト
こんにちは!
インストラクターの仲野です。
1月も気付けばもう中旬。
今年の初期指導がいよいよ本格的に始まります。
初期指導で、お客様に操作の説明をさせていただいているソフトは
ご利用いただくうちに、お客様専用のソフトとして変化していきます。
まず導入する前に、お客様の会社の取引内容について、ヒアリングを行います。
この事前ヒアリングをもとに、お客様が入力に利用する「摘要」を
会社の取引内容に合わせて、ソフトに設定をしていきます。
たとえば、文房具の購入という取引を行った場合、
画面に表示される「摘要」の一覧の中から「文房具・事務用品の購入」という
摘要を選ぶことで、「事務用品費」という勘定科目が自動的に登録されるよう、
摘要と勘定科目とを関連づける設定をしています。
ですので、お客様は、
勘定科目を考える必要も、取引の内容を具体的に入力することもなく、
「日付」、「金額」、そして「摘要」を選択していただくだけで、ほとんどの日々の経理を
進めていただくことが可能となっています。
しかし、会社の取引は毎日、変化します。
導入時に設定した摘要だけでは、数ヶ月・数年たつと、当てはまるものがない、
といったことも起こってくるでしょう。
そんなときのために「その他」という仮入力用の摘要を用意しています。
お客様が「その他」で仮入力されたものは、内容を確認した上で
会計事務所で適正なものに修正し、新しく「摘要」を作成していきます。
導入時には設定になかった「摘要」も、入力を続けていただくうちに、
「その他」から新しい「摘要」が生まれていきます。
このようにして、ソフトの設定は、お客様の会社の取引に合ったものに
合わせて更新・カスタマイズされ、「お客様専用」のソフトになっていくのです。